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◆◆ したこと: ◆◆

        マインドルのCG作成
        
        学園モノと言えばビル崩壊。
        
        
        
        瓦礫が舞って大変そうな感じに見えますよね? 見えるはずです。見えろ〜。
        よく見ると物理的におかしいですが、それも含めて「ともかく大変そうな感じ」という高度な表現技法ってやつです。
        
        先週に引き続き、またまた困難を極めました。
        何が困難って、そりゃアナタ、どうすれば瓦礫が舞っているように見えるのか? 皆目見当もつきません。
        この私の絵の描けなさをナメてもらっては困る。
        
        こういうのってよくある場面ではありますが、絵の描ける皆さんは実際どうやって描いているんでしょうね?
        瓦礫を一個一個描くものなんでしょうか? 命がいくつあっても足りないじゃないですか。
        しかし、そこで面倒くさがるあたりが、私が「絵が描けない人」である理由の1つかもしれません。
        
        困ったなぁ、いよいよ年貢の納めどきかなぁ、と思いつつ、ともかくコミPo!に入っている背景素材をコピペして夢を描く。
        この床が崩れて欲しい。この床が崩れて欲しい! 崩れろ〜。
        

        本文によると「床が割れて離ればなれになって瓦礫が舞って……」という場面らしいですよ。
        いつもながら勝手なことを言ってくれるじゃないですか。このやろ〜。
        
        とりあえず床だけ割ってみる。見ての通り、GIMPで黒く塗っただけですが、そこそこ見えるんじゃないですか? 見えるはずです。見えろ〜。
        手前の床板だけトリックアートっぽく頑張ってみました。
        
        
        闇雲にお二方を配置。もう、これでいいんじゃないの? という生々しい声が耳元に聴こえてくる。
        ちなみにこの緑髪の人の服装だって、ほぼ手描きコースだったのでした。ぜぇはぁ。しかしここで立ち止まるわけにはいかない。
        
        
        耳元の声を無視しつつ、手元にあるアニメからマネできそうな場面を探して頑張って描いてみる。ちなみに少女革命ウテナのオープニングです。
        なお、コピペはしてません。本当です。ぜぇはぁ。参考元画像は載せていいのかどうかわからないので割愛します。
        
        
        おかげさまでそこそこうまくできた気がするので、期待を膨らませつつ、合成してみる。
        悪くない! が、まだまだ足りない。メチャクチャさが足りない。
        
        
        とは言え、これ以上瓦礫を描いていたら命がいくつあっても足りないので、後はコピーや反転や拡大をして無造作に重ねることとします。
        よく見ると同じ形の瓦礫がいくつもありますがよく見るのは禁止です。
        
        
        さぁ、どうなる?
        おお! なんか雰囲気出てきたんじゃないですか? 
        
        
        もう一声! というわけで全体を回転させてみました。まさにカオス! これだよこれ!
        
        
        重量の方向が誤魔化されて完璧ですね。床の亀裂が黒く塗ってあるだけなのも、ここまで来れば誰にもわかりません。
        頑張ったトリックアートもついでに隠れてしまってますが、もうどうでもいいや。どうでもいいのかよ。
        はーい、これで完成。完成ったら完成。
        
        いやぁ疲れた。死ぬかと思いました。
        もう今週はこの一枚でヤメにしようかと思いましたが、私は頑張り屋さんなので頑張ってしまいました。

        
        
        お姫様だっこの奥義は先週習得済みです。
        本文によると、完全なお姫様だっこではなく、「後ろ向きに転びそうになったところを背中に腕を入れて支える」場面らしいですよ。
        今の私の手に掛かれば、その程度は赤子の手をひねるようなもの。もちろん赤子の手をひねったら児童虐待なのでダメですよ?
        
        
        思いのほか楽勝だったので、勢いに乗ってもう一枚。
        
        
        
        なんでナナメになっているのかといいますと、持ち前の天才的センスの命ずるままに作業したら、いつの間にか傾いてました。
        それ以上の説明は不可能です。天才とは罪なものですね。
        え? ○○の一つ覚え? ○○とは何だ○○とは! もちろん天才です。うふふ。何がうふふだ。
        
        キャラが3人とも出てくるので大変かな〜と思っていたのですが、その程度は○○の私には楽勝です。○○とは何だ! もちろん以下略うふふです。
        それはさておき、このCGの真の恐ろしさはそこではありませんでした。
        部屋の奥に机を並べる作業が以外な伏兵。

        
        こうして結果だけ見ると、どうってことない感じがするかもしれませんが、
        コミPo!空間で「複数のオブジェクト」を「狙った位置」に「つじつまが合うように並べる」のって、なかなか大変なのですよ? 
        ぜひ感動とともに見つめていただきたい。
        しかも、これって別に天才じゃなくてもできそうな作業って感じがするじゃないですか。
        天才の私としては、そういう地味な作業をするのって苦痛なんですよ。やはり天才とは罪なものです。
        
        
        ちなみに、このCGを今まで後回しにしてきた理由はと言いますと、
        部屋(部室)の全体的な様子が映ってしまうからです。
        
        通常時の背景としては、これまではKsFactoryさんの背景画像(左)を使わせていただいておりました。
        イベントCGを作成する際には不一致がバレないことを願ってアングルで誤魔化してましたが、もはや誤魔化しようがありません。
        
        
        というわけでコミPo!の画像素材を組み合わせて、背景用の「部室」も作成。
        
        
        時間帯などのバリエーションだってモリモリ作成。
        こうして自分の手を動かしてみると背景素材屋さんのありがたみが身に染みます。しみじみ。
        
        
        うむ。完璧。
        ちょっと天井が低いかな? そもそも狭い部屋であることを反映した高度な表現技法ってやつです。
        
        
        
        よーし、今週も頑張ったなぁ。
        その成果、実に3枚。うむ。目を疑う数字とはまさにこのこと。
        じゃあ、予定外に部室の背景も作成してしまったのでそれもカウントに入れるとして4枚。
        時間帯のバリエーションも全部カウントに入れると10枚だ。
        はい、こうして統計値というものは報道の都合で歪められていくのですね。大人って汚い!
        
        いや、しかし、ここまで来ると、もはや数字を追求しても仕方ないかなとは思います。
        後回しにしていたムズカシイのをいかにしてやっつけるか?
        
        あ、そういえば今回の分で、キャラ2ルートのCGは全て完了したのでした。やった!
        着々と完成に向かっている感じがしますよ。
        
        残り14枚! 
        その後にも対戦シーンのAIの調整作業が待っているのかと思うと楽しみ過ぎて鼻血が出ます。まだまだ死ねません。
        思考処理自体はできてるのですけど、この作業を始めた当初に比べて、世間の側でのAIのレベルが大幅に上がってしまっているのが気になるところ。
        今から技術を追いかけていたら命がいくつあっても足りません。
        ともかく「完成」と言い張れる状態を目指して邁進して参りますよ。
        
        あ、それからWindows7のサポートがそろそろ終了しそうなのも懸念事項なのでした。
        私の手元ではWindows用にビルドできなくなってしまいます。
        ソースごと公開するつもりではおりますが、「みなさん自分でビルドしてね」というのは果たしてアリなのでしょうか。
        自分用には普段Linuxを使っていても、ソフトを公開する際にはWindowsを無視するわけにはまいりません。
        できればWindows用にもビルドしておきたいところ。でもいずれ時間の問題ですよねぇ。図書館のパソコンでビルドするというのはどうか?
        
        ただ、時間の問題ということを言い出せば、
        仮にこれが大人気を博したとして、たとえば今から100年後にもプレイ可能な環境が存在するかどうか?
        おそらく存在しないでしょう。
        コンピュータの仕様はどんどん変化します。
        たとえば、かつて一斉を風靡したFlashだって今では再生できない環境が増えております。
        どんなにうまくいっても、せいぜい20年が限度ではないか?
        そういえば古代の文献は大半が散逸しているのでした。
        もちろん、さらに言えば、この世がいつまで存在するかもわかりません。
        同時代に生きる少数の誰かに届くことを願うばかり。
        
        Flashと言えば、先日Firefoxをアップデートしたら、ついにハム将棋が動かなくなってしまいました。ちょっとショック。
        トリップ時の脳の動作確認ができないじゃないか! このやろ〜。
        それはさておき、さしあたりPalemoonで代用中。しかしこれも時間の問題なのかなという気はいたします。

        アップデートのたびに何かが不便になるというのは一体何なのでしょう。
        そう言いたくなるところではありますが、これも繰り返されてきた歴史なのかもしれません。
        某G社みたいにすべてを記録に残そうとするというのも、どこか狂気じみたものがある気がいたします。
        では失われた過去はどこへいくのか。失われてはおらず積み重なって今ここにあるということでしょうか。そう言われましても。

        > アップデートのたびに何かが不便になるというのは一体何なのでしょう。
        
        なんとなく、時間とともに物事は進歩する、というような感覚を持ってしまっておりますが、
        ここ最近の歴史ではそう言えたのかもしれないとしても、より大きなスパンでは必ずしも時間は一直線ではないはずです。
        もしかすると、コンピューター関係の各種アップデートは、時間のそうした側面を垣間見ることができる一例なのかもしれません。
        あ、別に嫌味で言ってるんじゃないですよ? 本当ですよ? 中の人たち、ありがとうございます。手を合わせておじぎをする。ナマステー。
        
        否応なく流れる時間の中で、それに伴うはずの進歩、ということに生きる意味を託してしまうと、切なくなるのかもしれません。
        なんとなれば、我々は年老いて死ぬのでした。
        それにしてもなぜこの世はこのようなのか。もちろんダジャレです。久々に言った。
        
        
        今日もあなたが幸せでありますように。