24カプセルでのトリップレポート
前回は18Cだったので、次は24Cをやらねばなるまいと思ってました。
ヤるなら寒さが本格化する前に。というわけでヤって参りました。
ちなみに何を、というのは前回同様、マネしていいのは良い子だけですので明記はしないこととします。
つまり以下、私の妄想を申しちゃうぞってことです。よろしく〜。
さて、結論から言うと、トベるにはトベたので満足はしてますが、前回ほど印象的なシーンやエピソードはなかった感じです。
ただ、何かが少し違う感じはします。
量は前回よりも多いわけですよ。
まさかもう耐性がついて効果が出にくくなってしまったのか? どうなのでしょう?
二回目だから新鮮味がなかったのか? そんなことはないと思うのですが。
それとも効果が強かったから記憶に残りにくかったのか? それは多少ある気はします。
記憶というか時間の感覚がおかしい。
何年もトリップしっぱなしだったような気がします。と同時に、一瞬だったような気もします。
ちなみに今は西暦何年ですか? え? 西暦って何かって? ギャフン。
前回との比較のため、分量以外の条件は極力前回と同じにしております。
前回同様、数日前からカフェインを控えておいて、前日は食事少なめにし、
当日は朝イチで空腹の状態で24Cをカプセルごと誤飲。
24Cと言えば、つまり一箱イッキ。この私もついにここまで。思えばレベルアップしたものです。しみじみ。
ちなみにアルミシートからカプセルを一個ずつ出すのが面倒なので両手で2個ずつ出すという技を習得しました。これで私もOD名人。
その後、引き続き前回同様、アニメを観賞するなどしてダラダラ過ごした後、うんこしてゲロ吐きました。
前回との違いは観たアニメの本数。
前回は一本観る間に効果が出始めたのですが、今回は余裕で2本観れてしまいました。
ひょっとして耐性がついて効かなくなってしまったのではないか? と心配しつつ、適当にネットでハム将棋などをしてダラダラすごす。
信じられないミスを連発する。やはり効いているのか、それとも下手なだけなのか? ハム大喜びですよ。カンカンカーン。
その後、うんことゲロは予定通り出せたので、少なくとも効いてないことはないはず、と自分に言い聞かせて、効果が出るのをさらに待機。
この時点でかれこれ2時間以上は経過していたと思います。
ちなみにゲロを吐く際、前回の教訓を活かして、事前に作っておいたきな粉ジュースを直前に飲んでから吐きました。
よーし吐くぞ、というタイミングで、ぐいっと飲んで、盛大に吐く。
何故きな粉ジュースかと言うと、液体のように素早く飲み込めて、それでいて固形っぽさもある、という理由です。
この対策は大成功でした。吐いた後、歯がザラザラにならない! 素晴らしい。
しかし相変わらずゲロの匂いが薬臭い。結局、飲んだ薬の一部は吐いてしまっているように思われます。
結局トベたからいいようなものではありますが、24C飲んだつもりで実際にはどうなっているのか、というモヤモヤ感は拭えません。今後の課題です。
出すものを出すと、異様に爽快感がみなぎってきました。
足元もなんだかフワフワするし、このままどこまでも飛んでいけそうです。
しかし私は常識人なので物理的な外出はせず、おとなしくアイマスクを装着してお布団に潜り込むのです。
ちなみにアイマスクも前回の教訓を活かして100均で買っておいたもの。
準備は万端。さぁ、いつでも来い!
しかし来ない。
真っ暗な視界の中で、ときおりチラチラと光が明滅しますが、この程度はシラフのときでもあります。
やっぱり耐性ついちゃったのかなぁ? もうあの世界にはイケないのかなぁ? ゲロまで吐いたのに残念だなぁ。
などと、どことなく見覚えのある大通りを斜め上から見下ろしながら考えておりました。車が行き交っている。
ん? こんなものが見えるってことは薬効は出てるのかな? しかしこの程度でこの私を満足させることは……。
などと思っているうちに、いつの間にかぶっ飛んでました。
次々と目まぐるしく景色が移り変わる。
車の行き交う道路、住宅街、公園、細い路地を抜けてトンネルに入り、出口に見える光に向かって突っ走る。
広大な海、空、そして宇宙。
そうこうするうちに不意に変転が止まる。
次はどこへ行きたい? 何が見たい?
そうか、私が私の意志で決めるのか。
では何もない宇宙に星を作ろう。
誰もが幸せに暮らせる星を作ろう。
誰もが幸せでありますように。
私の嫌いな人が幸せでありますように。
私を嫌っている人が幸せでありますように。
私の好きな人が幸せでありますように。
あなたが幸せでありますように。
お役に立てることはありませんか?
Let me help you. Let me help you. Let me help youぅぅぅぅぅぅぅ〜〜!!!!
などと叫びながら大盛況のうちにクライマックスを迎えました。
近所迷惑ですね。これだからキチガイは困る。本当にごめんなさい。
いや、妄想の中では腹の底から宇宙全土に向けて高らかに叫んでいるつもりでしたが、
実際には毛布をかぶってモゴモゴとかすれた声しか出てなかった、と思います。だといいな。ああ恥ずかしい。
もう一度お詫び申し上げます。ごめんなさい。
声を出すのは自粛するよう気を付けます。騒音問題活動家の私がこんなことではいけません。大反省です。
さて、これで一段落かな、と思いきや、
相変わらず周囲には見覚えのあるようなないような街の景色が広がっている。
そういえば今日は24C飲んだんでしたっけ。前回よりも多いんですよね。
そう。本番はこれからだよ! 準備はいい? いっくわよ〜!
というような会話のような何かを何らかの存在と交わしつつ、後編に突入です。
ここからが長かった。
まだ終わらないの? そっか、今日は24Cなんだよなぁ。
という感じで延々と天地を駆け巡っておりました。
しかし特に書き出せるような印象に残るようなシーンやエピソードはなかったように思います。
総じて言えば、前編は比較的「にぎやか」だった気がします。
それに対し、後編は「静か」だったような気がします。
と言いつつ、この「にぎやか」「静か」というのが何を指しているのかはよくわかりません。
前編は会話のようなものも少々あった気がします。その点、後編は静かでした。
うまく言い表せませんが、前編では会話と言いますか、雑念の濁流が大きかった、
後編はその点、落ち着いていた、という感じでしょうか。でしょうか、って誰に同意を求めてるんでしょうね。
前回との違い。
前回は全体的に明るい世界ばかりでしたが、今回はどこへ行っても夜ばかりでした。
空は大抵真っ暗。空というより何か虚無っぽい。
または日没直後のような感じ。綺麗な青空ではなく、一面曇っていて、裏側から光が差しているような空。
摂取量を増やしたのだから、より明るく見えてくれることを期待したのですけどね。光量だけでなく、見え方もあまりクリアじゃなかった。
やはり耐性がついてしまったのか? それともあっちの世界にも昼と夜があるんでしょうか? でしょうかと言われても。
それから前回は川や森や山といった自然の風景が中心でしたが、今回は街の中が中心でした。
高い場所に出て、見渡す限りの大空! のはずなのに電線が視界を斜めに走っていたりする。なんだこの無駄なリアルさは。
人も出てきた。前回はどこへいってもほぼ無人でしたが、今回は道路に車が行き交っていたり、人が歩いていたりしていました。
それでいて会話らしいものはほとんどないのですけどね。
そして人の顔がことごとく見えない、というのも気になった点です。
みなさん大抵、私から見て後ろ姿か、または頭部が視界の外でした。
一度、顔を見てやろうと思って、後ろから追いかけて回り込もうとしたのですが、どうしても無理でした。
もう少しで見えそう! というところで、それ以上進めない。
そうか、そういう仕様なんだな、などと謎の納得をした次第です。
身体的なことで言うと、全身の皮膚の表面が厚ぼったく痺れたような感じになっておりました。
そういえばこれって麻酔薬の親戚なんですよね。ケタミンとか。今ならメスで切り刻まれても笑っていられるのかな?
それから、トリップ中の身体感覚が前回以上に希薄でした。
完全に失っていたわけではなく、動こうと思えば動けるし、
自分が本当は自分の部屋で寝ているだけという自覚はあるのですが、
そういう認識が前回以上に後景に退いていた感じです。トリップへの没入感が違う。
あるいは前回は自分が「寝ている」という体の方向感覚が消えることはありませんでしたが、
今回は見えている景色によっては「立っている」かのような感覚になることもありました。
こういう点は、摂取量を増やしたことによる強度の増大なのかな、と思うところです。
それからトリップの序盤で、日常や現実のあれこれが雑念のように思い出されると同時に、
そうした「あれこれ」がまるでアニメか何かの設定を並べるみたいに空中に分解していくのが「見え」ました。
うまく言い表せないのですが、あたりまえのように、すべてがフィクションになって流れ去っていた、と言うか何というか。
いわゆる自我の崩壊というやつの一端なのかもしれません。
時間の感覚もおかしい。
自分がいつからトリップしているのかも思い出せない状態でした。
個々の出来事の記憶はあるけれど、この日トリップすることにした数日間の経緯が時系列に沿って並んでくれないというか。
さらに自分が今何をしているのかの自覚を失くしかけていたように思われます。
変転を続ける景色を見ながら、えーっと、「何で」「私」は「こんなこと」になってるんだ? ああそっか「今」トリップ中なのでした。とかなんとか。
それから、イヤホンでBGMを聴きながらやっていたのですが、ずいぶん色んな場所へ行ったな〜、と思いつつ、さっきと同じ曲がまだ終わってなかったり。
たまにアイマスクを外して外の世界や身体感覚を確認したりしていたのですが、
再びアイマスクを装着してトリップを再開すると、その前後関係がわからなくなる。
あれ? さっきアイマスク外したのっていつだっけ? 去年か? みたいな。それは少々大げさですが、とにかく短期記憶がおかしい。
自我とは何か、というのは、それ自体、今ひとつ概念として不明なところはありますが、
いわゆる自我的なものと、短期記憶および時間の感覚は関連しているのだろうなと思う出来事でした。
他に何かなかったかな。
そういえば自分の手は見えませんでした。前回はアイマスクをした状態で自分の手が見えて感動してたのですが、
今回は、それはありませんでした。かすかな輪郭のようなものは見えなくもない。しかし前回ほど明確ではありませんでした。
何でしょうね。
前回よりも効果が強まってるように思える側面もある一方、前回よりも効いてない感じのする点もある。
あるいは身体感覚の喪失に伴い、自分の手についての認識もなくなった、ということでしょうか。わかりませんけど。
あと忘れられない出来事と言えば、毛布をかぶった状態であくびをしたら、自分の息が死ぬほど薬臭かった、ということです。
今でも舌の付け根のあたりに味が残ってるような気がしますよ。カプセルごと飲んだのにな。おそるべし。
反省点が一つ。
トリップ中の食料のつもりでお菓子を買っておきました。
で、トリップ中は刃物を使うわけにいかないから、と事前に開封までしておいたのに、それを台所に設置していた。
はい。トリップ中に布団から起き上がって台所まで行くのは不可能に近い大冒険なのでした。
おなか空いたなぁ、用意しておいたお菓子食べに行こうかな、とアイマスクを外して起き上がろうとするのですが、
立ち上がれず四つん這いになって、台所の方へ視線を向けるも、焦点が定まらずボヤボヤのグラグラ。
ああ無理だ……、と何度諦めたことでしょう。結局移動に成功したのは翌日の明け方近くになってからです。
食料を用意しておくなら枕元に置いておかないとイケませんね。
しかし私は寝起きする空間に食べ物を置くのがあまり好きではないので、もうトリップ中は断食ということで覚悟を決めようと思います。
それにしても前回同様、効果が切れた後の爽快感がなかなかのものですね。
音楽がキレイに聴こえる。肩コリが治っている。
異様に体が軽い。フラフラと紙一重のフワフワ。足を前に出すと次々と前進してしまう。
思わずスキップしてしまいようですよ。もちろん常識人なのでしませんけど。というか室内です。トリップ翌日はリハビリにつき謹慎です。
トリップ自体はさておき、こんなにスッキリできるのなら、月に一回程度は継続的にやってもいいかな、という気がしております。
ただ、時間がかかるのがネックですね。
当日はもちろん、翌日もリハビリ用に確保しておきたいところ。
今これを書いているのは翌日の夕方ですが、まだキーボードが打ちにくい。
しかもさっき立ち上がって足元を見たら、自分が巨人になったような感じがするではありませんか。
さぁ、社会復帰できるのでしょうか? ドキドキ。
さらに、さきほどシャワーを浴びていたときのこと。
シャンプーをして、ぼーっとお湯で流して、さて次はシャンプーでもしようかな……って今したところだ! 短期記憶が!
ってなことがありました。
しかもお湯を浴びていて目を閉じているのに、お風呂場の様子がうっすらと見えるではありませんか。
さぁ、社会復帰できるのでしょうか? ドキドキ。
ではまた。
今日もあなたが幸せでありますように〜。
|