マインドル本文・2ndヒロ子氏のパート・第11話に着手。
最初のシーンだけ完了。
まさに着手、という感じですね。おさわり。
分量的にも本当にちょびっとです。
なのに、どうしてこんなに時間がかかってしまうのですか?
分量的にはちょびっとなのだけれども、
このエピソードがどういうエピソードなのかを示す最初の一歩だから、
気を遣うところではあると思うのです。
それでいて、決して複雑な箇所というわけでもないので、
詳細設計にはほとんど箇条書きの一項目程度しかメモがない。
自分の中の記憶を辿ってみても、このシーンに関して、あんまり一生懸命考えた記憶がない。
つまり、重要なシーンなのだけど、今まであまり重要視してこなかった、ということでしょうか。
そうみたいですね。
ただ、上記のような条件があてはまらないシーンの場合は時間をかけずに作業できるのか? と言えば、
残念ながら、恥ずかしながら、それはまた別の話だと思うのです。
どの箇所であれ、時間がかかってしまう理由は常にあるけれど、
時間をかけずに済む理由は、ないのが常なのですね。
時間をかけずに作業したい。したいしたい。したいよ! じたばた!
なんでいつもいつも時間がかかるんでしょう?
まず思い浮かぶ理由が1つ。
「もっと早く作業できるはずだ」と思っているから。
だから実際にかかってしまった時間に、いつも不満がある。
それで「あぁ、時間かかってしまった。なんでもっと早くできないんだ!」と思う。
うんうん。いかにも、ですね。
でもそれは、「なんで時間がかかるのか?」の理由ではなくて、
「"なんで時間がかかるのか?" と思うのはなんでか?」の理由ですよね。
問題設定を勝手に書き換えないでください。
とはいえ、これはこれで、心に留め置きたいことではあると思います。
それはそれとして、
もっと早く作業を進めたい、のですよね? 願いごと。
問題設定を改めてそこに定めまして、さぁ、なんでだ!
実際、どんな感じで作業してるのですか?
たとえば、さぁやるぞ! って、テキストエディタに向き合いますよね。
それで、作業が進まないの?
うん。それでは進まないのです。
なんででしょうね? そこが不思議。いや、当然?
当然ってのは、つまり不思議ってことですよね。
不思議なことを不思議だと思わない場合の表現が「当然」というだけのことで、内容は同じ。たしかに。
さて、なんでそんな不思議なことが起きるんでしょうね?
これが RPG のレベル上げ作業なんかだったら、何も考えなくても作業が進むのですよね。
できれば、そんなふうに、機械的に進むといいな、と思う。
もとはと言えば、そういう予定じゃなかったですか?
詳細設計さえ出来上がっていれば、本文は誰が書いても同じ、というのが建前。
つまり、詳細設計に書いてある通りに、「何も考えずに」本文を進めればいいじゃない、っていう予定だったのでした。
ところが実際は、そう簡単には作業が進まない、ということですよね?
うんうん。まさにそうなのです。わかってもらえて嬉しいです。
たしかに詳細設計の恩恵は大きいです。
少なくとも、ストーリーそのものを改めて考える必要は、もうない。
そうは言ってもねぇ?
本文。言葉を選ぶのは大変なのではないでしょうか。
無限に近い言葉の中から、一語一語、最善手を探す作業。
そりゃあ大変に決まってますって。
それで結局は、あんまり最善かどうかわからずに、もう、わけわかんなくなって、えーい! もう知らん! で着手してる、
というのが実情ですよね?
つまりこうです。
1. 最善手を、最善手を探すんだ!
2. わからん!
3. もう知らん!
4. どーん!(着手音)
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このシーケンスだと、時間がかかる上に神経も削れていきますよね。ガリガリと。
もうかなりの部分が粉になって風に飛ばされてしまいましたよ。
きっとあなたの肺にも吸い込まれていることでしょう。
もうちょっと、気楽にできないのですか?
どうすればいいのでしょう?
どうすればいいのでしょう?
あぁ、こんなこと考えてると、また神経が削れていくです。
こうなったら、あなたに私の幸せを祈ってもらうしかありませんね。
駅前に行ってこようかな。
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