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◆◆ したこと: ◆◆

        マインドル本文・2ndヒロ子氏のパート・第11話に着手。
        
        最初のシーンだけ完了。
        まさに着手、という感じですね。おさわり。
        分量的にも本当にちょびっとです。
        なのに、どうしてこんなに時間がかかってしまうのですか?
        
        分量的にはちょびっとなのだけれども、
        このエピソードがどういうエピソードなのかを示す最初の一歩だから、
        気を遣うところではあると思うのです。
        
        それでいて、決して複雑な箇所というわけでもないので、
        詳細設計にはほとんど箇条書きの一項目程度しかメモがない。
        自分の中の記憶を辿ってみても、このシーンに関して、あんまり一生懸命考えた記憶がない。
        
        つまり、重要なシーンなのだけど、今まであまり重要視してこなかった、ということでしょうか。
        そうみたいですね。
        
        
        ただ、上記のような条件があてはまらないシーンの場合は時間をかけずに作業できるのか? と言えば、
        残念ながら、恥ずかしながら、それはまた別の話だと思うのです。
        
        どの箇所であれ、時間がかかってしまう理由は常にあるけれど、
        時間をかけずに済む理由は、ないのが常なのですね。
        
        時間をかけずに作業したい。したいしたい。したいよ! じたばた!
        
        
        なんでいつもいつも時間がかかるんでしょう?
        
        まず思い浮かぶ理由が1つ。
        「もっと早く作業できるはずだ」と思っているから。
        だから実際にかかってしまった時間に、いつも不満がある。
        それで「あぁ、時間かかってしまった。なんでもっと早くできないんだ!」と思う。
        
        うんうん。いかにも、ですね。
        でもそれは、「なんで時間がかかるのか?」の理由ではなくて、
        「"なんで時間がかかるのか?" と思うのはなんでか?」の理由ですよね。
        問題設定を勝手に書き換えないでください。
        とはいえ、これはこれで、心に留め置きたいことではあると思います。
        
        それはそれとして、
        もっと早く作業を進めたい、のですよね? 願いごと。
        問題設定を改めてそこに定めまして、さぁ、なんでだ!
        
        実際、どんな感じで作業してるのですか?
        たとえば、さぁやるぞ! って、テキストエディタに向き合いますよね。
        それで、作業が進まないの?
        うん。それでは進まないのです。
        なんででしょうね? そこが不思議。いや、当然? 
        当然ってのは、つまり不思議ってことですよね。
        不思議なことを不思議だと思わない場合の表現が「当然」というだけのことで、内容は同じ。たしかに。
        
        さて、なんでそんな不思議なことが起きるんでしょうね?
        これが RPG のレベル上げ作業なんかだったら、何も考えなくても作業が進むのですよね。
        できれば、そんなふうに、機械的に進むといいな、と思う。
        
        もとはと言えば、そういう予定じゃなかったですか?
        詳細設計さえ出来上がっていれば、本文は誰が書いても同じ、というのが建前。
        つまり、詳細設計に書いてある通りに、「何も考えずに」本文を進めればいいじゃない、っていう予定だったのでした。
        ところが実際は、そう簡単には作業が進まない、ということですよね? 
        うんうん。まさにそうなのです。わかってもらえて嬉しいです。
        
        たしかに詳細設計の恩恵は大きいです。
        少なくとも、ストーリーそのものを改めて考える必要は、もうない。
        そうは言ってもねぇ?
        本文。言葉を選ぶのは大変なのではないでしょうか。
        無限に近い言葉の中から、一語一語、最善手を探す作業。
        そりゃあ大変に決まってますって。
        それで結局は、あんまり最善かどうかわからずに、もう、わけわかんなくなって、えーい! もう知らん! で着手してる、
        というのが実情ですよね?
        
        つまりこうです。
        
        1. 最善手を、最善手を探すんだ!
        2. わからん!
        3. もう知らん!
        4. どーん!(着手音)
        5. 1に戻る
        
        このシーケンスだと、時間がかかる上に神経も削れていきますよね。ガリガリと。
        もうかなりの部分が粉になって風に飛ばされてしまいましたよ。
        きっとあなたの肺にも吸い込まれていることでしょう。
        
        もうちょっと、気楽にできないのですか?
        どうすればいいのでしょう?
        どうすればいいのでしょう?
        あぁ、こんなこと考えてると、また神経が削れていくです。
        こうなったら、あなたに私の幸せを祈ってもらうしかありませんね。
        駅前に行ってこようかな。