> 考えることをやめるための便利な言葉が 身の回りには たくさんあります。
> 言葉があるせいで、考えなくなってしまう。これは一体どうしたことか?
> 言葉の役割とは何だったのか?
思考をショートカットというか、圧縮というか、するためのキーワードとしての言葉。
その究極形が、唯一神の名前なのだと思います。
南無阿弥陀仏とか。
この一言で、全てを言ったことになる。
全てです。いいですか? 全てですよ、全て。
人間には認識不可能なものも含んだ全て。
言葉、が、結局のところ、その延長上のものなのだとすると、
つまり、たとえば、南無阿弥陀仏って言う代わりに、
空と海って言ってみたり(二言になった!)、
八百万って言ってみたり(800万言になった!)、
なるほど。言葉を発するとは、神の名を唱えるということなのですね。
身の回りにいろいろなモノや概念があって、その全てが神。
神々の名を連ねて、
それを聞いた別の誰かが、また、別の仕方で神々の名を連ねる。
コミュニケーションとは、そういうものなのですね。
言葉がたくさんあるから、ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う、ということになるけど、
唯一神の名前を一言唱えれば、もう何も言う必要がない。
ああ、そうか。何も言わなくていいんだ。
うん、そう言えば、そうでしたよね。
でもですね、それじゃあ生きている意味がない。
いいですか? もう一回言いますよ?
それじゃあ、生きている意味がないのですよ! どかーん!
あれ? なんで、こんな話になってるのですか?
おかしいなぁ。おかしいなぁ。なんだか全然わかりません。
教えて阿弥陀如来。
> それじゃあ、生きている意味がないのですよ! どかーん!
つまり煩悩、ということでしょうか。
本当は、全て(であるところの1つ)、でしかないのに、
たくさんあるように思う煩悩。
煩悩と欲望は紛らわしいですけど別の概念ですよね。
煩悩がどうして煩悩かと言えば、勘違いだから煩悩。
生きていることに意味を見出そうとするなんて、勘違い。
空と海? 煩悩ですなぁ。
自殺って、した方がいいんかなぁ?
子供は作らない方がいいと思うのですけれども。
もし、今、地球人がみんな子供を作るのをやめれば、
あと100年程度で、人類は終わることができる。
人を殺すのは犯罪ですが、そもそも人を産まないようにすることは犯罪ではない。
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