マインドルのスクリプト入力・3rdヒロ子氏の第9話が完了。
よーし。いいペースだぜ!
と、思いたいところですが、そうでもないのでしょうか?
結局5日? 4日? かかってしまっているのですよね。
それはペースとしてどうなのか?
原稿用紙換算でいうと166枚。
いつもの大長編に比べると半分ぐらいです。
それで大長編のがいつも大体8日ぐらいかかってたわけだから……、
ああ、なるほど。実に計算通りですね。夢も希望もありません。
早く終わったぜ! という実感があんまりない。
作業の手順がいつもと同じというか。
本文を読み返す → 半日
背景タグを入れる → 1日
立ち絵タグを入れる → 1日
BGMタグを入れる → 1日
効果音タグを入れる → 半日
足りない背景画像をGIMPで加工してごまかす → 1日
デバッグ → 半日
大長編のときも大体同じで、それぞれの工程が割増になって、
結果的に浦島現象が起きる。ドロン。
今回、せっかく大長編じゃない分量だったので、
1日で全部終わるに違いないぜ、と思っていたのですが、
その見積りは計算に合わない、というわけですね。夢も希望もない。
ちなみに日本語入力に Anthy を使ってるんですが、
きぼう で変換すると 鬼謀 が第一候補に出てくる。
なるほど。きぼうとはそういうことでしたか。これだからAnthyはヤメられません。
ところで最近、工程の中で意外と時間がかかってしまっているのが
> 足りない背景画像をGIMPで加工してごまかす → 1日
です。
なんだかね、GIMPの使い方に慣れてきたことで、欲張りになっている。
以前は後で有料のやつを探すことにして、仮埋めで済ませていた。
以前は、というか、もともとはそのつもりだった。そういう作業方針だった。
それが近頃では、GIMPで加工すればなんとかなるんじゃなぁい? という気分になってきている。
たとえば昼バージョンしか存在しない画像を加工して夜バージョンを作るとか。
画像の中の「ドア」が開いたバージョンを作るとか。建物の外観の画像で上の階を増築するとか。
意外となんとかなってしまったりもする。GIMP素晴らしい。
それで、以前だったら諦めてさっさと先に進んでいたところで時間がかかってしまっている。
これはどうなのでしょうね? 時間の使い方として。
昼バージョンを夜バージョンにするぐらいだったら時間はかからないんですけど、
ドアを開けるとかだと結構細かい作業になってしまう。
うまくいけばいいですが、下手をすると、頑張れば頑張るほど悪くなることもある。
そもそも絵が描けないですからね。
そんなにこだわらなくてもいいんじゃないの? とも思うのですけど、どうなのでしょうね?
文章と画像が合わない場合。
たとえば玄関先で会話をする、というシーン。
シーンとしては、相手は家の中に上がり込んでいるのではなく、
ドアを半開きにして、敷居をまたがせずに会話をしている。
しかし背景画像としては、ドアが閉まった状態の「玄関(家の内側)」しか存在しない。
この状態で立ち絵を表示すると、家の中に入ってきているみたいに見えません? それでは困る。
いっそ立ち絵を表示しなければいいのかな?
下手に視覚情報があるから、文章とのズレが気になってくる。
うん。だからつまり結局、この点を突き詰めてしまうと、
そもそも文章だけにしておけばいいんじゃない? ということになってしまう。
もっと言うと文章も何も表示しなければいいんじゃない? ということになってしまう。
行き着く先は何も出力しない涅槃アプリです。
その逆方向を突き詰めてしまうと、アニメにしなければならなくなる。
生まれてきたことを後悔するのと同じ原理ですね。
世界王者になることはできない。そもそも生まれてきたことが間違いだった。
いえいえ、世界王者になったって同じことですよ。死ぬまで動きを止めることができない。
そもそも生まれてきたことが間違いだった。お馴染みの同じミスです。
なんの話でしたっけ?
GIMPは素晴らしいソリューションですが、
そもそも絵が描けない状態で加工だけでごまかすのも限界があります。
それで、どうしても足りない背景画像は改めてネットで探すことになるわけですが、
ネットの世界は広いと見せかけて案外そうでもないのですよね。
背景画像の素材、多いようで多くない。
画像のバリエーションも多いようで多くない。
誰も気にしてないと思うので少々ネタバレなのですが、
今回、神社でお祭りがあって、鳥居の前で待ち合わせをする、という場面があるのですよ。
それで「お祭りをしている神社の鳥居の前の画像」を求めてネットを徘徊することになるのですが、
こういう画像、ありそうで、ない。
「お祭りの画像」ならある。「神社の画像」ならある。「鳥居の画像」もある。
しかし「お祭りをしている神社の鳥居の前の画像」が見つからない。なぜだ!
諦めて自殺しようかと思いましたが、
ここで死んでしまったら地球のみなさんにこのお話をお届けできなくなってしまうので、
地球のみなさんのために思いとどまりました。あなた方は私に愛されている。それを覚えておいてください。
しかし「お祭りをしている神社の鳥居の前の画像」が見つからない。なぜだ!
仕方がないので「お祭りをしている境内」の画像を表示した直後に「繁華街」の画像を表示して、
「お祭りで賑わっている神社の前」ということにしました。
そうでした。私は天才だったのでした。
それにしても、こういう、「ありそうなのに、ない」画像って、他にも例がちょくちょくある。
これまた誰も気にしてないと思うのでほんの少しだけネタバレなのですが、
「線路沿いの道」の場面があるのですよ。
しかし、画像がみつからない。
「線路の画像」っていうのはあるのですよ。たくさんあるのですよ。ちょっと検索すると、たーくさん出てくるのですよ。
でも、なぜか、「線路沿いの道」が見つからない。
ほとんど全ての画像で、線路そのものが主役になっている。
よくあるのは、線路の真ん中に立って、画面の奥の方へ線路が伸びていくアングルです。
きっと線路の中に入って撮影したのでしょうね。
そういえば、そういうことをしてる人、ときどき見かけますよね。線路の中に入って三脚立ててる人。
こういうアングルが「線路ぉ!」という写真としては一種の定番ということなのかな。
あと、駅のホームから撮影したものとか、電車を撮影したものとか。山奥の廃線とか。
しかし「線路沿いの道」がない。普通の住宅地の中の。
もしかして普通の住宅地には線路なんて存在しないのが普通なのかな?
と自分の常識に自信がなくなったりもしたのですが、うちの近所には線路が走ってる住宅地がある。私の妄想ではない。
つまり場面としては、線路沿いの道で会話する、ということなのですけど、
そういう場面で「線路の真ん中に立って、画面の奥の方へ線路が伸びていく」アングルの画像を背景にすると、
まるで線路の中に入り込んで会話してるみたいになってしまう。命がけの会話だ。
しかしそもそもノベル向けの背景素材として配布されているわけではないので、
仕方ないといえばそうかもしれません。諦めて命がけの会話をするしかないのかもしれません。
ちなみに写真の話ばっかりですが、ノベル向けのイラスト素材で、鉄道関係のものはあんまりないのですよね。
あるとすれば「駅前」でしょうか。
学園関係のイラストなら豊富なのですけど。有料のを探せばあるのかもしれない、と期待はしています。
あ、自分で撮影してくればいいのかな。携帯で。
どうせGIMPで加工して「イラストっぽく」するので画質は適当でよい。
なるほど、自分で撮影か。その手があった。早く言ってくださいよ。黄巻紙!
今日もよく柿を食べるお隣のお客さんが幸せでありますように。
今日もあなたが幸せでありますように。
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