TOP > テキスト目次 > マインドルのスクリプト入力・3rdヒロ子氏の第3話が完了。



◆◆ したこと: ◆◆

        マインドルのスクリプト入力・3rdヒロ子氏の第3話が完了。
        
        うおおお、4日かかっちまったぁぁぁ。
        でも、これが何を意味するのかは、いつもここを愛読しているあなたにはわかるはずです。
        私が4日かかったのではない。
        地球が勝手に4回転しただけ。
        しただけ?
        いいや、違う。こう言わねばならない。
        4回転しやがった。
        呪いの意志を込めて言ってやらねばならない。コノヤロー。
        
        さて、そういうわけで今回も無事に一話分の作業が完了しました。
        一話分。原稿用紙換算で196枚。
        これまでの基準からすると、二話分以上の分量ですよ。
        しかも次がまたでかい。322枚。笑いが止まりません。
        しかし作業のペース自体は多分上がってる。素晴らしい。
        
        そんなことより大変なんですよ。ちょっと聞いてください。
        今回ですねぇ、いや、前回もだったんですけど、
        なんか、めちゃめちゃ面白いんですよ。
        こんな面白いものが現代の地球に存在していいのかな?
        地球のみなさん、鼻血を吹いて健康を害してしまわないかな?
        思わずそんな懸念が胸をよぎるほどです。
        1つわかって欲しいことがあります。
        私は決して、あなたに鼻血を吹いて健康を害して欲しいと思ってこのお話をお届けするのではないのです。
        私の願いはいつでも1つです。
        あなたが幸せでありますように。
        この活動もその一環です。
        決してあなたの鼻血を望んでいるわけではないのです。それだけは忘れないでください。
        
        で、それはそれとして。
        ちょっと予定外のことが。
        使わせてもらうつもりで以前ダウンロードしておいた素材がですね、
        さっきその素材の配布サイトに行ってみたら、いつのまにか配布が停止されてたのですよ。
        これはつまり、どういう意味なのか?
        使ってはいけない、という意味なのかどうか?
        利用規約の中には「予告なく公開を停止することがあります」という記述がある。
        これはつまり、どういう意味なのか?
        使ってはいけない、という意味なのかどうか?
        規約には「公開を停止することがある」としか書かれていない。
        公開が停止される前にダウンロードしているのですが、それはもう使っちゃいけないのかどうなのか?
        以前、別のサイトで見た規約では、公開中にダウンロードしたものに関しては使っていい、という記述があった。
        このサイトではどうなのか???
        できれば使わせてもらえると助かる、というより、使えないと困るものもすでにいくつかある。
        どうしようかな?
        問い合わせるしかありません。
        しかし、問い合わせた結果、使っちゃダメって言われたらツライなー。
        いや、もちろん、使っちゃダメって言われるものを使うつもりは1ミリもないし、
        ダメと言われる可能性のあるものを黙ってこっそり使うつもりも1ミリもない。
        だから、遅くとも公開前には問い合わせます。ダメと言われたら別のものに差し替えます。
        しかし、すっかりその素材を使うつもりで、イメージが出来上がってる部分がある。
        今、スクリプトの作業をしている間は、イメージを維持して突っ走りたい。
        今は精神的に乱れることは避けたい。
        あとで差し替え作業をする覚悟で、ともかく今はキリのいいところまで突っ走ろう。
        
        素材は一応、全部エイリアスを挟んであって、スクリプトに直書きはしてない。
        つまり、差し替え作業は想定している。
        エイリアスとファイル名の対応表を差し替えれば全編の素材を丸ごと入れ替えることも原理的には可能。
        と言っても「このシーンはこの素材!」というところも多々あるので、見直し作業は楽しいお祭りになりそう。
        うん。素材はあくまで「仮」と割り切って、行けるところまで突っ走ろう。
        
        しかし、こういうことがあるとなると、心配です。
        全部の素材に同じことが言える。
        今日は使えることになってても、作者の意向次第で明日には使えないことになってしまうかもしれない。
        結局、いつでも差し替えられる準備をした上で一通り動く状態にして、
        最終段階で使用可能かどうかの確認をするしかないのかな。
        
        それを思うと、有料のものの方が安心かもしれない。
        今回、使えないかもしれない可能性が出てきたものも、
        仮にお金を払えば使わせてもらえるのであれば、値段次第ではお金を払ってもいいと思ってるぐらいです。
        
        一番避けたいのは、知らないうちにルール違反をしてしまうことです。
        作者の意向に背いて、あわよくばこっそり勝手に使ってやろうだなんて1ミクロンも思ってない。
        知らないうちにそうなってしまうのはとても怖い。
        
        ちなみに軽く調べたところによると、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの場合は、
        一度つけたライセンスは後で変更することができないことになってるそうですね。
        考えてみればそりゃそうですよね。
        そうじゃないと、使う側としては、安心して使えません。
        さっきまで許可されてた使い方が、次の瞬間には違反になるかもしれない。
        そんな状態では使えません。
        使わせてもらってる身分とは言え、自分に対する生殺与奪権を相手に丸投げするに等しい。
        
        ちなみに今回のその素材の配布元サイトでは、特にそうしたなんとかライセンスというのは定めてなかった。
        定めておいてくれるとわかりやすくて助かる?
        
        いや、そういう問題ではない気がします。
        一般的に言って、素材を作る人としても、たくさんの人に使って欲しいと思ってはいるはずなんです。
        しかし、悪意のある使い方はしないで欲しいでしょう。
        一般的に言って、素材を使う側としても、作者の意向を尊重したいとは思っているはずなんです。
        しかし、自分の使い方が本当に問題ないのかどうかが常に心配。
        
        なんで「決まりごと」が必要かと言えば、悪意のある使い方を抑制するためです。
        そもそもは善意で成立している。
        使って欲しい。使わせて欲しい。おたがいにうれしい。
        実にシンプルです。
        そこへ悪意の存在を想定すると、話が途端に複雑になり殺伐とする。
        善意だけで考えれば、話は実にシンプルなのに。

        一つ決まりを作っても、悪意があればいくらでも抜け道を考え出せる。
        結果、ルールがどんどん複雑かつ意味不明になっていく。
       
        問題は悪意だ。
        悪意のおかげで、それを防がなければならなくなる。
        悪意のおかげで、悪意のない者は身の証を立てなければならなくなる。
        
        ルールに対して、悪人は「どうやってルール違反をしてやろうか?」と考える。
        ルールに対して、善人は「自分はルール違反をしてないだろうか?」と考える。
        本当に悪意のある人間を止めることはできない。
        それを追い求めるとルールが複雑化・厳罰化し、善人が苦しむことになる。
        最終的には善人・悪人もろとも地上から全ての人間を一掃するまで止まらない。
        
        ん? この話は今回の件に関係あるのかな?
        以前は使っていいよという気分だったけど、ある日気が変わって使っちゃイヤよになった。
        うんうん。そういうこともあるでしょう。気分とは変わるものです。
        ではさて、私はそれに従う法的な義務があるのかどうか? その気分に反すると死刑になるのかどうか?
        著作権法違反者という汚名を刻まれて犯罪者として一生を過ごさねばならないのか?
        体内にマイクロチップを埋め込まれて当局に行動を監視されて過ごさねばならなくなるのか?
        家族が世間体を気にして引っ越さなければならなくなってしまうのか?
        パスポートを作れなくなってしまうのか? 主要先進諸国に入国できなくなってしまうのか?
        空港で入国管理のスタッフに鼻でせせら笑われながら立ち往生するという恥辱に耐えねばならなくなるのか?
        
        問題はそこです。
        
        わざわざ人がイヤがってることをしてやろうなんて思ってるわけではないので、
        あんまり堅苦しいことは言わずに、ゆるく受け止めてもらえないかな、とは思うところです。
        悪人を排除するためのシステムで切り刻まれるのはつらい。だって私、善人なんだもん。ちなみにあなたも善人でしょ?