マインドル本文・3rdヒロ子氏のパート・第10話が完了。
よし。完了です。
なんだかあんまり実感がないのでもう一回言ってみます。
完了です。
どうですか? 実感が沸いてきましたか?
あ、今思ったんですけど、こういうときって実感が「沸く」なのでしょうか? それとも「湧く」なのでしょうか?
検索すれば答えは出てしまうのでしょうけれど、あえて検索せずに考えてみようじゃないですか。
「沸く」ってのは、「お湯が沸く」の「沸く」ですよね。
その比喩として「実感が沸く」という場合、何を表現したことになるかと言うと……、
何か、実感の元になるような、実感未満のものが、すで手元にある。
しかしそれはまだ実感として感じられる状態ではない。活性化されていない。いわば「冷えて」いる。
そこへエネルギー、つまり熱、を加えて活性化させる。するとそれが「実感」として「沸騰」する。ゴボゴボ。ヒャッハー!
一方「湧く」ってのは何かと言えば、「温泉が湧く」の「湧く」ですよね。
温泉じゃなくても、単なる泉でもいいし、石油でもいい。地面の下から吹き出してくるということです。
そういう現象の比喩として「実感が湧く」という場合、何を表現したことになるのかと言うと……?
「実感」なるものは、まだ手元には存在していない。それはまだ「地面の下」にある。不可視の状態。
「ある」ことはわかっているかもしれない、あるいは「あるはず」という期待・予測はあるのかもしれない、
けれども、手元にはなく、不可視の状態である。
ゆえに、それが「ある」はずの場所を刺激する。つまり「地面を掘る」わけです。
するとどうでしょう? 地面の下から待望の実感がブシュー。ヒャッハー!
なるほど。発音は同じといえども、漢字一つで感じが全然違うのですね。
検索エンジンが示してくれる答えとは違うかもしれませんが、
私の霊がアカシックレコードから引き出した答えですからそれなりに合ってるはずです。
あ、そういえば。
> 検索エンジンが示してくれる答えとは違うかもしれませんが、
私、何だかおかしなこと言いましたね。
検索園児nが示してくれるわけではない。検索猿人がリストアップした個々のWebサイトが答えを示してくれている。
そこを勘違いしてはいけない。検索エンジンなんてのは、しょせん、他人のふんどしを洗濯せずに履くのが大好きな、特殊な性癖の人です。
しかしね、そこのところの勘違いがね、わりとね、最近ね、一般化してきてしまっている気がするのですよ。
ネットにアクセスするとき、「まず検索エンジン」ですよね。そこが入り口になっている。
いや、それ自体はいいのですけど、そこを通り越してですね、
検索結果の画面が、まるで「目次」のようになっている。
インターネットの仕組みとしては、一応、その、
「個々のWebサイトがあって、検索結果の画面はキーワードに応じて個々のWebサイトをリストアップしてるだけ」
ということなのですが、
実は、その仕組みを、わかってない人が、もしかして、もーしかして……最近、出現してきてたりしません? 最近の若い人というか。
元凶はスマホです。
と言いつつ私は所有してないのでよくわからないのですが、
なんか、あの画面、ネットサーフィンしにくい、気がします。
だから例えば、「検索キーワードを入力 → 検索結果のリストを目で眺める → 上位3つぐらいの中から選んでクリック(タッチ?)」
という行動になるとして、
そこから先に、進んでいかなくなってしまうんじゃないでしょうか?
「そこから先」とは?
検索結果の画面は、あくまでも、きっかけに過ぎないはずなのですよ。個々のWebサイトの存在を知るキッカケ。
だから「あ、このサイトいいかも」と思ったらば、以降はそのサイトをブックマークに入れるなりして、
直接見に行くようにするといいと思うのですが、
いつまで経っても検索エンジンを経由することになってしまう。本屋さんで立ち読みしてるみたいなものです。
あ、比喩が不適切かも。立ち読みといっても、お金を払う払わないって話じゃないですよ?
検索結果に出てきた個々のページを、バラバラに見る。
そのページは、実際には、「個々のWebサイトの中の一つのページ」なのですが、感覚的に、そのようには認識しない。
感覚的な認識の上では、検索結果が「目次」のようになっている。
あたかも「入力した検索キーワードをタイトルとする書籍」が即座に構成されて、その書籍のページ、であるかのような認識になる。
検索エンジンは情報の作者ではない。本屋さんは本の著者ではない。
しかし、まるで「検索エンジンが答えを知っていて教えてくれる」かのような認識が生じてしまう。
繰り返しますが私は所有してないので、実際の使用感はどうなのか不明なのですが、
あれって、何か、デスクトップ? に検索キーワード入力欄があったりしますよね?
すると、ますます、上記のような行動パターンが繰り返されて、上記のような感覚的な認識が常態化していくのではないでしょうか?
「ブラウザを開いてネットにアクセスしている」という実感さえ希薄になっていくのではないでしょうか?
いわんや、そのアクセスが某G社などの特定の検索エンジンを介しているという自覚はすっ飛んでしまうのではないでしょうか?
要するに何が言いたいかと言うと、スマホってのは某G社の陰謀ですよね、ってことです。
もちろん某G社以外にもスマホと名がつくデバイスは存在するわけですが、大同小異というか、
つまり陰謀ですよね、ってことです。
人々が情報にアクセスする行動の根元を握って、密かに世界を支配しようという陰謀です。許せませんね。義憤の炎が燃えたぎります。
だから今もしあなたがスマホでこの画面を見ているのならば、そんなデバイスは今すぐ金槌で叩き壊してしまいなさい。いいですね? グシャー!
何の話でしたっけ? 忘れてしまったじゃないですか。
検索すればきっと答えが出てくるのでしょうけれど、敢えて霊の力でアカシックレコードに聞いてみようじゃないですか。
えーっと、えーっと。
第10話が完了したって話じゃなかったですか? なるほど。多分そうです。
そろそろ実感が沸いたり湧いたりしてきましたか?
どうでしょう?
今回はですねぇ、分量は短めです。予測通り。
原稿用紙換算で89枚。おお、短い! まさに予測通り!
なのですけれども、あんまり、短時間では終了しませんでしたよね? どういうことですか?
難易度も低めだと見積もってたのですけれども、思ったより難易度は高めだったような気がします。
詳細設計がですね、実にシンプルでありましてですね、
眺めた瞬間、おお簡単! と思うのですけれども、実際に作業をしてみますと、個々の場面で、
しばしば「あれ? なんでこうなるの?」ということが、ばしばし発生するわけです。
そういうところで、仏のお世話になる頻度が、思いのほか高かったな、ということでしょうか。ありがとうございます。
内容の方はどうですか?
そりゃあもう、文句なしですよ。まさに仏の御業(みわざ)。
石を彫る栄誉に与れて身に余る光栄です。ありがとうございます。
ところで、
> 要するに何が言いたいかと言うと、スマホってのは某G社の陰謀ですよね、ってことです。
> もちろん某G社以外にもスマホと名がつくデバイスは存在するわけですが、大同小異というか、
> つまり陰謀ですよね、ってことです。
> 人々が情報にアクセスする行動の根元を握って、密かに世界を支配しようという陰謀です。許せませんね。義憤の炎が燃えたぎります。
> だから今もしあなたがスマホでこの画面を見ているのならば、そんなデバイスは今すぐ金槌で叩き壊してしまいなさい。いいですね? グシャー!
陰謀かどうか、ってのは、どうでもいいんですよ。
私たち一人一人の問題です。私たち一人一人が、いかに、自覚的に行動するか?
すべてはそこにかかっている。
風が吹けばグローバル桶屋が儲かる。
なるほど。世の中はそういう仕組みになっているらしい。
ではさて、その風を吹かせているのは誰ですか?
私たち一人一人の日常の些細な行動ではありませんか?
そういうことです。
私たち一人一人が自覚的意識的に行動するならば、たとえそこに陰謀があろうが、なかろうが、恐るるに足らない。
おそるべきは意識のなさです。
「陰謀」なるものが、どこか外部にあるというよりは、
私たち一人一人の、意識のなさ、が、外部に、手に負えない潮流(悪魔)を生み出してしまう。
おそるべきは陰謀などではない。
おそるべきは意識のなさ、です。
意識を持とう。自覚を持とう。
常に目を開けていよう。ドライアイ何するものぞ。
はい。というようなことをですね、常々考えてしまうわけです。
忙しい。
なぜかと言えば、あなた方が頼りないからです。
私はですねぇ、マインドルの作業に集中しなければならないのですよ。
こんなことに精神エネルギーを割いている余裕はない。
それなのにですねぇ、あなた方がですねぇ、頼りないからですねぇ、
私がですねぇ、代わりにですねぇ、考えてあげてるんですよ。感謝しなさいよね、コンチクショー。
今この瞬間だって、この私が少し気を緩めれば、たちまち大戦争勃発ですよ。
私が常日頃からみなさまの幸せを祈っているから、そのおかげで、かろうじて、地球が存在しているわけです。
実にありがたいことですね。
だから、私にばっかり祈らせないで、あなた方も祈りなさいってことです。
あたしゃ疲れました。もう祈るのヤメる! 火山ドーン! 原発ドーン!
さて、そんなわけで私はそろそろ第11話の作業にとりかかります。
しばらく祈るのをヤメざるを得ませんので、地球がどうなるかわかりません。
だから、あなたも祈りなさいよねっ!
ああ、でもやっぱり祈らずにはいられないぃぃ。お祈りジャンキー降臨せり。
今日もあなたが幸せでありますように。
だけど……私にばっかり甘えないでよねっ!
|