現行の選挙制度の矛盾点に(やっと?)気付いた。
いや、前々から何となくおかしいなー、とは思ってたのですが、
このたび冷静に考えてみて、やっぱり明らかにおかしい、と確信するに至りました。
たとえば、ある政策Aの是非が争点となる選挙が行われるとします。
立候補者のうち、政策Aに賛成の立場の候補者は1人、反対の立場の候補者は10人、とします。
そして、有権者の10%が政策Aに賛成、90%が反対だとします。
このとき、政策Aに賛成の候補者には10%の票が集まるでしょう。
それに対し、政策Aに反対の候補者は10人いますから、単純に平均すると1人あたり9%の票しか得られません。
さて、もっともたくさんの票を得る候補者は誰か? 政策Aに賛成の候補者です。
おかしいですね?
有権者の90%が反対していたのに、その政策Aを推し進めようとしている候補者が当選してしまうんです。
候補者の数としても、実感に合いません。
政策Aにはほとんどの候補者が反対していた。賛成の候補者はたったの1人。多勢に無勢です。この候補者はハッキリ言えば異端者でしょう。
でも、当選してしまうんです。
いわゆる「票が割れる」というやつですね。
この言葉自体は聞いたことはありましたが、なにか、党派間での選挙戦の駆け引きの一種のようなものであって、
あまり本質的なことではない、という気がして、そんなに気にはしていませんでした。
しかし、こうして冷静に考えてみると、問題大ありですね。
知っている人にとっては常識かもしれませんが、
恥ずかしながら、私はこのたびようやく気が付きました。
こんな仕組みでは、有権者の意志を反映してるなんて、絶対に言えません。
むしろ有権者の意志とは逆の結果になってしまう。
どうすればいいんだ? どうすればいいんだ?
それとも私が知らないだけで、この矛盾を吸収するようなシステムがあるのかな???
だって、明らかにおかしいですもん。おかしすぎです。「いくらなんでも」「まさか」ってレベルです。
だから、何かきっと、うまい具合に矛盾を解消する仕組みになってるんでしょ? って思ってしまう。
だけどそんな仕組み、あるの? 私は聞いたことがない、などと言うと恥をかいてしまうのかな?
どうすればいいんだ? どうすればいいんだ?
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