TOP > テキスト目次 > > しかし彼らは、根本的に、我々とは異質な精神構造を持った存在です。



◆◆ 思ったこと: ◆◆

        > しかし彼らは、根本的に、我々とは異質な精神構造を持った存在です。
        > http://www.site-a.info/text/2014-12-31_1.html
        
        
        ではどのような精神構造を持っているか?
        根本的に異なっているゆえに、あくまで想像と推測に過ぎませんが、
        「騒音」という文脈に絞って言えば、おおよそ、次のような特徴を持っていると言えるでしょう。
        
        自分の欲望を叶えることが第一。
        そのせいで他人がどう苦しもうと一切構わない。
        文句を言われた場合、自分の欲望の追求に支障が出ない範囲であれば譲ることもある。
        ただし、これは、相手の苦しみを考慮しているのではなく、自分の欲望の追及に支障が出るかどうか、その駆け引きの問題でしかない。
        自分の欲望は叶えることができて当然だと思っている。
        ほんの少しでも他人のせいで妨げられることは許せない。いわば「損をした」ことになる。
        だから可能な限り、最大限、自分の欲望の追求を行う。
        
        「このぐらいならいいだろう」が口癖。
        つまり、許容範囲の基準を自分の中で勝手に作っている。
        「他人の心を想像する」という能力が欠落している。
        文句を言われるかどうかの駆け引きで「このぐらいならいいだろう」と、ボーダーラインをじりじりと際限なく広げていく。
        そこに「誰かに迷惑をかけている "かもしれない"」という発想はない。
        「他人の心を想像する」という能力が欠落しているからです。
        
        「数日で元通りになる」件もこれで説明がつきそうです。
        苦情を言っている人間が目の前からいなくなれば、そこで交わされたやりとりは、無かったことになってしまう。
        「他者」という概念を持っていないからです。
        話が終わって相手が自分の目の前から去った後も、その人間が、自分の知らないところで、どこかに存在し続けている、という、当たり前の事実。
        それを、彼らは認識することができない。
        目の前に「何かごちゃごちゃ言ってる」相手がいれば、お得意の屁理屈と言い訳スキルで「表面的な会話」はするけれども、
        その目的はあくまでも「さっさと話を終わらせて相手を追い払うこと」です。
        「迷惑をかけて悪かった」「聴きたくない音を聴かせて申し訳なかった」という感情は持ち合わせていません。
        表面上は謝罪の言葉を述べることもあるでしょう。しかし、それはあくまでも(駆け引きとしての)表面的なことに過ぎません。
        「なんで俺が我慢しなきゃならないんだ!」という怒りが本音です。
        彼らの心に他者はいません。自分だけです。
        他者を気遣って我慢する、などという発想が出てくるはずもありません。
        「ごちゃごちゃ言われたから」一時的に我慢する。
        そして「これだけ我慢したんだからもう充分だ!」という完全に自己都合の理屈で「元に戻る」。
        
        
        まとめると「欲望を追求する貪欲さ」「"他者" という概念の欠落」と言えるでしょうか。
        
        このように書くと、いかにも傍若無人で暴力的な人物像がイメージされてしまうかもしれません。
        しかし、実際は、大部分のケースで、少なくとも表面的にはそんなことはないようです。
        どうやら彼らは非常に「駆け引き」に長けている。
        つまり、表面的には常識的な人間のような顔をして、我々の社会に溶け込んでいる。
        もしかすると、彼らの上記のような特徴は、競争社会である我々の社会では、有利に作用する場面さえあるかもしれません。
        たとえば、もしかすると、あなたの上司が「彼ら」の一員かもしない。あなたの配偶者が「彼ら」の一員かもしれない。
        
        話し合いが通じるという幻想を捨てる。
        相互理解を諦める。
        共にいる限り、彼らから受ける被害が止むことはない。
        かといって彼らを殺したいとは思わない。ぜひぜひ地球上に存続していていただきたい。
        
        ではどうするか?
        離れるしかない。
        住み分けるしかない。