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◆◆ 思ったこと: ◆◆

        
        生きることは他人と関わること。
        生きることは間違えること。
        
        
        > 生きることは他人と関わること。
        
        あの世ではなく、この世に身を置く。
        この世とはどのような場所か?
        他者がいる場所。
        生きるとは、他者の中に身を置くこと。
        
        
        > 生きることは間違えること。
        
        たとえどんな悟りを開いても、結局、それで終わりにはならない。
        生きている限り、続きがある。
        動いていればミスもする。
        考えが変わることもある。
        何があっても変化しないなら、それは死んでいるということなのではないのか?
        生きて、他者と関わり続ける限り、変化は避けられない。
        生きることはブレることだ。
        
        
        あのとき死んでしまえば、それ以上間違うことはなかったのかもしれないけれど、
        だけど、今、こうして、生きているのでしょう?
        ならば間違い続けるしかないではありませんか。
        
        
        
        > よいことは1人でするもの。わるいことは多人数でするもの
        
        生きることが他人と関わることならば、
        生きることが間違うことならば、
        あえて他者と寄り添い、共に悪事を為す?
        あるいはそれが生きるということ?
        
        私はこの世の一部なのだから、
        この世に間違いがある限り、
        私だけが1人で正しいなんてことが、あるはずがないではありませんか。
        誰かが間違っているとすれば、それは私が間違っていることに他ならないのです。
        不取正覚。
        
        どうすればいいのか、なんて、わからない。
        だから、一緒に考えましょう。それじゃダメですか?
        
        自灯明、法灯明。たまには他灯明。
        共灯明と言ってみたりもする。