> え、悪行なの?
> 別に「悪」って言わなくってもいいじゃん。ねぇ?
> それもそうですねぇ。どうしましょう、うーんうーん。
ただ、なんていうか、
嘘だと知った上で、加担するのは、気が引けるなぁ、って、思うのですよ。
自分の会社の商品が欠陥品だと知っていて、売り込むのは、ツライですよね。
欠陥品でも、気付かずに喜んで使ってるんだからいいじゃん、って?
あんたはオニか!
ぜーはーぜーはー。
いやいや、欠陥品だと思ってるのは、あんたの(私の)問題なわけだ。
だから、別に、そんな、おせっかいを、焼かなくてもいいじゃない。
放っておきなさいよ。
うん、だから、
せめて、欠陥品だと思っている、私は、
お暇をいただきたいと、こう思うわけです。
三車火宅の長者さんみたいに、うまいこと言って外におびき出すとか、
そんなことができるようなエライ者では、私は、ございませんから、
黙って身を引くのが、精一杯かなと、こう思うわけです。
あれ? でも、まだ、なんだか上から目線ですか?
いやいや。火宅じゃん。そこ、火宅じゃん。
せめて、火に油を注ぐことのないよう、私は去りたいと、こう思うわけです。
こう思うのも飽きてきた。
> え、悪行なの?
っていうか、
自分で、嘘だと思っていることを、本当みたいな顔して、言えない。
端的に無理。不可能。インポッシブル。カタカナ大好き。
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