TOP > テキスト目次 > > 壁に向かって じっと 座っていることが、難しいこと



◆◆ 思ったこと: ◆◆

        > 壁に向かって じっと 座っていることが、難しいこと
        > 一瞬だって じっとしていられない。
        > 「する」と「する」の隙間の、ほんの一瞬だけ、意識が戻る。
        
        だから、意識があるのは、そのこと自体で、苦しいこと。
        
        どんだけ苦しいか?
        根源的に苦しい。
        
        だから、意欲をなくすと、この根源的な苦しみと、向き合わざるを得なくなってしまう。
        
        何もできないのに、意識がある。
        意識があることは苦しいことで、すぐにでも何かを「し」始めて、意識をなくさなければならないのに、
        でも、意欲がない。何もできない。逃げ場がない。
        これは苦しい。
        
        
        何が、そんなに、苦しいの?
        
        これが苦しいってことは、明らかな事実なんですけど、
        そこから先に進んでない。
        
        進めるんかな? 進みたいな。
        
        
        > これが苦しいってことは、明らかな事実なんですけど、
        
        明らかですよね?
        そうでもない? そんなことないでしょー。ないでしょー。
        
        ためしに、壁に向かって、座ってみなさいって。
        すぐに顔がカユくなってきますから。
        
        
        
        
        マグロなのでしょうか?
        回遊魚。
        止まったら窒息してしまう。
        
        人間だと思ってたのですが、実はマグロでしたか。そうでしたか。
        
        マグロって、すごく深い業を背負ってますよね。
        一生泳ぎ続けないといけない。
        
        陸揚げされたマグロさんには、やっと休めたね、って、声かけて、泣きながら抱きしめてあげないと。うえーん。
        
        
        
        陸揚げ、でしたっけ? 水揚げ、でしたっけ?
        わかんねぇや。ちくしょー。