非対称な関係:ゲームを作ることと、ゲームを「見る」こと。
なんで「見る」なんて言葉を使ったんでしょう?
もともとは「プレイ」にするつもりだったんですけど、それではダメな気がした。
何か、こう、評価「してやる」、という意識をもって接すること、というニュアンスを入れたかった。
かと言って「まなざす」というのも、馴染みのない言葉なので「見る」としてみました。
「ゲームリンク館」をやってたときのことを思い出しながら、
「なんであんなこと "に しか" ならなかったのかな???」と考えながら、以下のことを書きます。
>> 「ダウンロードしてくれてありがとうっ!」って言えたらいいんですけど、
>> 正直なところ、あんまりそんなふうに思えない。
>
> ダウンロードされればされるほど、私の存在を無視されてる気がする。
> レイプだ。どうせ私の体が目当てなんでしょ?
> なに言ってやがる。そんな格好で出歩いてるのが悪いのさ。
> うわー、やっぱりレイプだ。
>
> そんで、ちょっと何か気に入らない部分があるとゴミ箱行きなんだぜ?
> 説明書もロクに読まずに。
> コミュニケーションが、あまりに一方的すぎる。
私は、レイプされるのはイヤだなぁって思うんです。
何がイヤかと言えば、心を無視されるのがイヤです。
私がどんな人間で、どんなつもりで「それ」を作ったのか、
ということが、どうでもいい、という文脈。
そういう文脈でレイプ、じゃない、プレイされるのはイヤ。イヤったらイヤ。
> 「コンテスト気質」っていうんでしょうか。
> 評価の枠組みがすでに用意されていて、その枠組みの中での自分の価値を試す。
> 誰かに「アイディア賞」だとか「○○杯」だとか言ってもらうのを待ってる。
「非対称」な関係だな、と思うのです。
作り手である「私」の声は、最初から、発することが禁じられていて、
他者からのほとんど一方的な「まなざし」を浴びる場所。
その「コンテスト」の勝者にだけは、発言権が与えられたりもする。
発言権。奪われていたものを、部分的に、条件付で、一時的に、返してもらえる。
そんな非対称な関係は、私はイヤだし、他のみなさん(作者)も、イヤですよね? って、思ってました。
でも「コンテスト気質」なのだとすれば、
むしろ、その非対称さを、みずから、前提しているわけですよね。
「前提している」?って何?
「求めている」とは言わずに、そのように言ってみました。どう言えばいいんかな???
> その「コンテスト」の勝者にだけは、発言権が与えられたりもする。
> 発言権。奪われていたものを、部分的に、条件付で、一時的に、返してもらえる。
言いたいこと、聞いて欲しいこと、は、たくさん、ありますよね?
私はあります(ありました)。みなさんにも、同じように、あるだろうと、思ってました。思ってたんです。
発言権が奪われているというか、
実際のところ、奪われてなどいないのだから、
どんどん、言えばいいじゃん、と思う、思ったわけです。
でも、誰も何も言わない。
> そんな非対称な関係は、私はイヤだし、他のみなさん(作者)も、イヤですよね? って、思ってました。
コンテスト気質?
言ってはいけないと思っている(いた)ということなんでしょうか。
レイプという人間関係。うわ、イヤな響き。Sounds aweful!
他者との関係の結び方。
どのような関係が「ある」と思っているか?
どのような関係が「ない」と思っているか?
インターフェイス。
どのようなインターフェイスを自分が提供しているつもりか?
どのようなインターフェイスを他人が提供しているつもりか?
(↑「つもり」の主語は「自分」 某Englishで書くなら、ここでは You. または They. 他人事っすか。じゃあ We)
いつものことですが、今日も考えかまとまりません。
いや、だから「考えがまとまる」って何?
「ゆえにこれが正義ぃぃぃ!」ってな勢いで何かキャッチフレーズみたいなものを打ち立てればいいの?
何を言っても、どうにもならないのは、わかってるつもりなんですけど、
ただ、なんというのか、息苦しいなー、って思うんです。ここは水深何メートル?
あなたは水深何メートルのところにいますか? 居心地は悪くもない?
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