あなたの不満はいたって正当です。
その苦しみは是非とも解決されるべきものです。
ただ、それはそれとして、するべきことは、また別に依然としてある。
その不満及び苦しみが消滅したとしても、あるいは始めから存在しなかったとしても、するべきこと。
その点は、やはり、同じはずなのです。
しかし、今このことに言及するのは、
不満や苦しみの渦中にあるあなたの心を逆撫ですることになってしまうでしょうか?
私に決してそのような意図はないことを、できればわかって欲しい。
そして、
「本来するべきこと」を意識し実行すること
と、
「あなたの不満や苦しみを解決させるための行動」
は、
決して矛盾するものではない、両立できないものではない、
と、私はそう思うのです。
宇宙の果てまで行ったとしても、やるしかないことがある。
宇宙の果てまで行ったならば、しなくてもよくなることはたくさんある。
そんな中で、しかし、
宇宙の果てまで行ったとしても、やるしかないことがある。
それを忘れてほかのいかなることに夢中になっても無意味であるような何か。
もちろん、だからといって、今ここで感じている苦しみがないことになるわけではない。
それはそれとして、忘れる必要も無視する必要もないと思うのです。
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