わがままな振る舞い。欲望の虜。
        それは、実際のところ、誰の願いなのでしょう？
        仮想された敵の姿でしかないのではないか？
        他人は何をするかわからない。
        こっちが油断していると、きっと、他人はこんなことをするに違いない……。
        自分が自由になって何をすればいいかわからなくなったとき、
        自分にそのような仮想敵の姿をなぞらせてしまう。
        だけどそれは、自分自身の願いではない。そう思い込んでいるだけ。
        「思う」ことさえもしていないかもしれない。
        自分は本当のところ何を願っているのか？
        そのように思うならば、それが仮想の姿であると、すぐにわかるはず。
        
        
        > 自分が自由になって何をすればいいかわからなくなったとき、
        
        すべての覆いを取り払い、自己自身を見つめる。
        自分自身が求めるものは何もないと気付かざるをえないのではないか？
        自己の存在に気付くことは、利己的であることから最も遠い。