やっぱりマインドルは面白いなぁ。
というわけでα版をセルフテストプレイしているわけですが、
なんでしょうね、今、このゲームの存在を知っているのは、
全宇宙で、私だけ、なのですよね。
いいですか? もう一度言いますよ? 全宇宙で、私だけ、なんですよ?
どういえばいいんでしょう、この感じ。
It's nothing short of wondrous. って、こういうときに使うフレーズですか?
ところで、ゲームって2種類ありますよね。
1度クリアすると、やる気がなくなるゲームと、
1度クリアしても、もっとやり続けていたいゲーム。
ゲームに「ハマる」ことが、いいことかどうか、には、常に疑いの気持ちを持ち続けていたいと思うのですが、
両者の違いについて考えることは、ゲーム、さらには人が何かを「する」ことの仕組みについて考えることでもあり、
考える価値のあるテーマだと思うのであります。えへん。
さて。
α版マインドルのレベル5の AI に かなり簡単に勝てる方法が見つかってしまって、
その件は AIの設定ファイルを少し修正して、穴はふさがったんですけど、
っていうか PCゲームだし、こんな弱点ぐらいあっても悪くない気はするんですけど、
そのときに思ったのが、上記の件。
このゲームは、どっちの種類のゲームか?
例の簡単な勝ち方を発見した直後の感覚は、どうだったか?
普通に戦うと、全然歯が立たない。でも、その方法を使うと、簡単に勝ててしまう。
そうなると、なんだかもう、普通に戦おうって気がなくなってしまった。
「普通に戦うと、全然歯が立たない」というのが、ポイントのような気がします。
その後、修正版のレベル5と何度も対戦しているうちに、自分の腕前が上がってきて、
普通に戦っても、そこそこ勝てるようになってきました。
そうなってくると、仮に今、以前の楽勝作戦が有効だったとしても、使う気にはなれない。
というより、そういう作戦が存在するからといって、このゲーム自体の価値が下がるようには、あまり感じられない。
普通に戦って面白い、と知っているから。
> 普通に戦って面白い、と知っているから。
怪しい言葉を使ってしまいました。
「面白い」だなんて、禁句中の禁句ですね。
思考能力を奪う、悪魔の言葉です。
なので言い換えましょう。
えっと、なんていうか、自分の腕前が上がってきたというのは、つまり、
このゲームの、中から、取り出す・見出す ことができる、意味、の範囲が、広がってきた、
ということなんじゃないかと思います。
取り出す・見出す意味。
「こういう形になっているということは、こういう戦術が使える」
「こういう状態になっているということは、こういうことを気にする必要がある」
ゲームから受け取ることができるアフォーダンスのバリエーションが増えた、と言ってもいいかもしれません。
アフォードされるわけですよ、ゲームの側から、するべきこと、を。
「うまくなる」→「ゲームの中で、すること・できること」が増える
あれ? なんか、普通のことしか言ってませんね? 別にいいか。
> 1度クリアすると、やる気がなくなるゲームと、
> 1度クリアしても、もっとやり続けていたいゲーム。
将棋なんかは、かなり、後者の典型だと思うのですよ。
「クリア」って言い方はヘンですけど。
ある程度慣れてくると、ゲームの側から受け取ることができる意味が増えてくる。
ただし、意味を受け取ることができるようになるまでのハードルが高い。異常に高い。
その点、マインドルは、そのハードルは結構低いんじゃないのかなーって、
レベル5と対戦しながら思いました。
つまりね、何が言いたいかっていうとね、
えっとね、マインドルはね、いいゲームですよ、って、思うのー。
考えた人は天才だなって、思うのー。えへ。
|