斬人伝・屍鬼の村
【システム:周回で選択肢が増加】 【目安総プレイ時間:60分】 【制作:ろーたろう様】
江戸時代(かな?)の山村を襲った怪異に立ち向かう旅の剣客の戦いと、渦中にいる若い男女の純愛物語。時代劇ゾンビもの、と言ったらいいのかな?
[このゲームが公開されているページ]
http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se217106.html
■ プレイガイド
選択肢で複数Endに分岐し、周回で選択肢が増えていくシステム。
立ち絵なしですが、それを補って余りある背景とBGMですね。
選択肢自体は少なめで、物語の重要分岐点にのみ出現。 全体の分量は決して大きくはないので、落ち着いて文章に浸りつつ、1つの結末を見た後 「どこかで別の選択ができたら…」と反芻と想像をしてから周回するのを推奨(特に4周目以降)。
■ 感想
我々の見る世界は、ある人が「その人」であることや、 自分が「誰それ」であるということの「自明さ」の上に成立していますが、 その自明さの揺らぎ易さと同程度、この世の「確からしさ」もまた宙吊りになっており、 その上でなお「あなた」を愛すること、その輝きを見た気がします。
ちなみに序盤の「どうかキエェェェーッ!」は、なんかクセになりそう。「語録入り」なのでは?
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