夏に溺れる
【システム:分岐あり】 【目安総プレイ時間:30分】 【制作:辰砂様 / 鳥。様】
縦書きで綴られるノベルゲーム。
この世とあの世の距離が近くなる「お盆」という夏のひととき、田舎の祖母を訪ねた少年の身に起きる綺譚。
[このゲームが公開されているページ]
https://www.freem.ne.jp/win/game/18140
[公式HP]
http://rainbowserpent.web.fc2.com/
■ プレイ後の感想(※微ネタバレ)
選択肢での分岐。その後の展開と結末。
この世の摂理という意味では、いずれ避けられない事ではありますが、
「悲しい」のと「淋しい」のと、選べるとすればどちらの方が良いのかな……と、しんみりとした気分になりました。
読了後に読み返してみると「17日にむかえにいくよ」が物悲しいですね。
それでいくと「いっしょにいけなくて、ごめんな」も意味深な気がしてきます。 敢えて深読みするなら、実は主人公は「夏にまた会いに来た」のであり、同じ結末をループしているのでは…… なんて思ったりもしました。「遠い所からよぉ来たねぇ、大変じゃったろう」
■ 盆燈籠(ぼんどうろう)とは
作中に出てきた「盆燈籠」が気になってネットで調べてみました。
(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%86%E7%87%88%E7%B1%A0
私の知ってるお盆では、こんな豪華なもの飾ってなかったなぁと思いながら読んでましたが、
お盆のやり方も各地で様々なのですね。一度見に行ってみたくなりました。